投資家の皆様へ | 株式会社サガミホールディングス

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2022年2月8日

【投資家の皆様へ】
当第3四半期連結累計期間(2021年4月1日~2021年12月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、都市部を中心に度重なる緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発令されるなど、経済活動は引き続き抑制されておりましたが、10月から各種要請が緩和され、またワクチン接種率の上昇と新型コロナウイルス感染者数が減少傾向となり、消費マインドの改善傾向が見られました。
しかしながら、その後は世界的な資源価格の高騰と円安によるガソリンを始めとした諸物価が上昇、並びに年明けからのオミクロン株による新型コロナウイルス感染者数急拡大を受けての死者数と自宅待機者数増加が消費マインドを冷やしており、景気の先行きは再び予断を許さない状況となっております。

【第3四半期実績報告】
2022年度第3四半期累計実績は下記の通りとなりました。



当四半期末において、前年四半期末に比べ、増収・増益の結果となりました。
売上高につきましては、2度目のワクチン接種率増加及び新型コロナウイルス感染者数の減少を受けて、10月より各種要請が緩和されたことから好調に推移しました。 営業利益は、当期累計では赤字となったものの、「第5波」が終息に向かうと同時に各種要請が緩和されて多くのお客様にご来店いただけたため、人件費の抑制等のコスト改善に継続して取り組んだことと相俟って、当四半期では黒字化を達成することができました。
経常利益及び四半期純利益につきましては、政府・自治体からの各種協力金の計上により、黒字転換することができました。
今後も、継続して管理体制の強化に取組みつつ、機動的に販売施策を継続し、売上高の回復を図るとともに、収益構造の改善により、利益を創出するべく損益分岐点の引き下げに努めてまいります。 

【新規出店・業態変更について】
国内では、「十割そば 二代目長助 扶桑店」を12月17日に、「JINJIN 新宿二丁目店」を12月24日に出店しました。
「十割そば 二代目⾧助」は 10月8日にオープンした「かき揚げ十割そば ⾧助」のおいしさを継承しながら、こだわりの揚げたて天ぷらや名古屋名物の天むすなどを陳列型セルフ形式でお選びいただける新業態です。
「JINJIN 新宿二丁目店」は、もちもち食感の生麺を使用し、オリジナルソースにこだわった生パスタ専門店です。 改築のために閉店した新宿紀伊国屋店で常連だったお客様にもご来店いただけており、ご愛顧に深く感謝しております。
また「濱町 湘南台店」を、新業態「三崎まぐろと海鮮ひつまぶし とと蔵 湘南台店」に業態変更し、12月2日に出店いたしました。グループ初の“魚介の鮮度”と“まぐろ出汁”にこだわった業態です。
4店舗とも、近隣住民の方々にご贔屓いただき、売上高は好調に推移しております。
海外では、「SAGAMI レッジョ・エミリア店」(北イタリア)をFC店舗として12月5日に出店いたしました。これによりイタリアの店舗数は6店舗となりました。
【最後に】
新型コロナウイルス感染症に罹患された皆様に謹んでお見舞いを申し上げます。 また、医療従事者をはじめとする感染拡大防止にご尽力下さっている皆様に深く感謝申し上げます。
新型コロナウイルス感染症が猛威を振るうさなか、当社グループは、お客様起点思考の視座をグループ全社で堅持しながら、政府、自治体からの各種要請などを踏まえ、お客様・従業員の安全・安心、感染拡大防止を最優先に考えてまいります。
お客様をはじめ、ご協力いただいている関係企業、ステークホルダーの皆様にはご不便、ご心配をおかけしますが、ご理解賜りますようお願い申し上げます。


                                                    

代表取締役社長 兼 COO 伊藤修二
(令和4年2月8日)

2021年11月12日

【第2四半期連結実績報告】
2021年度第2四半期実績は下記の通りとなりました。

2022年3月期の連結業績予想(2021年11月修正)

当第2四半期累計期間(2021年4月1日~9月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、都市部を中心に度重なる緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発令されるなど、経済活動は引き続き抑制されることとなりました。

外食産業におきましても、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の発令による外出自粛や、酒類の提供自粛及び営業時間短縮再要請に伴う来客数の減少に加え、ライフスタイルや消費行動も店内飲食からテイクアウトやデリバリーなどの中食へとシフトするなど、顧客ニーズが大きく変化し、競合他社との顧客獲得競争は一層厳しさを増す状況となっております。このような環境のもと当社グループは、消費スタイルの変化に迅速に対応するべく、テイクアウトやデリバリー、モーニングへの取り組みを強化するなど、グループ全体で収益構造改革に取り組んでまいりました。

当社グループは、感染症拡大の予防対策を重点的に講じてお客様及び従業員の安全と健康を守ることを最優先としつつ、機動的な販売施策を継続し、売上高の回復を図るとともに、収益構造の改善により損益分岐点の引き下げに努めております。
経営実績といたしましては、新型コロナウイルス感染症拡大による消費の減退及び営業時間短縮等の長期化により、連結売上高及び連結営業利益は前回発表予想を下回ることとなりました。一方、各種コスト改善の効果により、損益面では営業段階での赤字を大幅に縮小でき、経常損益及び純損益では、政府・自治体からの各種協力金の営業外収益としての計上により、黒字転換することができました。

【新業態出店について】
 10 月8日(金)“そばの日”(一般社団法人・日本記念日協会認定・登録)に、当社初の10割そばセルフ業態である「かき揚げ 十割そば 長助」を新規オープンいたしました。100%そば粉の十割そばで、味や風味を徹底追求し、より多くのお客様に「本物のそばのおいしさ」を味わっていただくために、セルフサービス形態を取り入れ、よりリーズナブルな価格設定を実現し商品提供をいたします。同店舗はオープン以降、計画を上回る売上高の推移となっています。

【新規出店について】
国内に於きましては、8月2日に「らーめん専門店ぶぶか 西台店」をオープンいたしました。客席数16席の小型店舗となりますが、名物の油そばを目当てとしたお客様に支えられ、オープン以降計画を上回る売上高を記録し続けています。

海外に於きましては、6月12日にイタリア北部のパルマ、7月15日は同シエナにFC店を出店いたしました。これでイタリアの店舗数は5店舗となります。

【WFPレッドカップキャンペーン参加について】
10月1日より、国連WFPのレッドカップキャンペーンに参加いたしました。「食」に携わる企業として、「食」を通じての社会貢献活動が何かできないかと考え、国連WFPが主催する「レッドカップキャンペーン」へ参加する運びとなりました。
当社は、地域、お客様、そして当社の 3 方よし経営(CSV 経営)の推進をグループの重点戦略として掲げており、SDGsにも具体的に取り組み、今後も地域の皆様、お客様とともに、新たな価値創造への取組みを行ってまいります。
※WFPレッドカップキャンペーンとは
「学校給食支援」の輪を広めるために、2011年より始まったキャンペーンです。国連WFPが給食を入れる容器として使用している赤いカップが、キャンペーンのシンボルとなっています。皆さんの力で給食が届き、世界がより良くなっていく、それがレッドカップキャンペーンの願いです。
レッドカップキャンペーンHP:https://www.jawfp.org/redcup/

【最後に】
新型コロナウイルス感染症に罹患された皆様に謹んでお見舞いを申し上げます。また、医療従事者をはじめとする感染拡大防止にご尽力されている皆様に深く感謝申し上げます。
感染者は減少傾向にありますが、Withコロナの環境下において、当社はお客様起点思考の視座をグループ全社で堅持しつつ、政府や自治体からの各種要請などに対応するとともに、お客様・従業員の安全・安心、感染拡大防止を最優先に考えてまいります。

投資家の皆様に於かれましては、今後とも引き続き変わらぬご支援・ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
                                                    

代表取締役社長 伊藤修二
(令和3年11月12日)

                                                 

2021年8月10日

当第1四半期(2021年4月1日~6月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大により、地域によっては3度目の緊急事態宣言が発令されるなど、経済活動が大きく抑制される状況が続きました。新型コロナウイルスワクチンの高齢者への接種が開始されたことなどもあり、本宣言の衝撃度は前年同時期の第一回の緊急事態宣言時よりは軽減されたものの、売上などはコロナ禍以前のレベルには遠く及ばず、変異株の感染が進んでいることから、この状況は当分の間続くものと想定されます。

巣ごもり需要の恩恵を受けた業界もありましたが、外食産業におきましては、緊急事態宣言発出による外出自粛や、酒類の提供自粛及び営業時間短縮要請に伴う来客数の減少に加え、ライフスタイルや消費行動も店内飲食からテイクアウトやデリバリーなどの中食へとシフトするなど顧客ニーズが大きく変化し、競合他社との顧客獲得競争は一段と厳しさを増す状況となっております。

【第1四半期連結実績】

このような環境ではありましたが、昨年同期比では業績を大幅に改善することができ、今年度第1四半期実績は下記の通りとなりました。



当社グループは、テイクアウト商品の拡充、デリバリー対応店舗やモーニング営業実施店舗の拡大など、機動的な販売施策を継続し、売上高の回復を図るとともに、収益構造を改善するべく損益分岐点の引き下げに努めてまいりました。また、感染症拡大への対応として、継続した従業員のマスク着用、手洗い、定期的な消毒実施などの衛生管理の徹底とともに、二酸化炭素測定器や空気清浄機の導入など、安全対策を強化しつつ、食のインフラとしての役割を担うべく取り組みを進めてまいりました。

各種コスト改善の効果は大きく、損益面では営業段階では赤字を大幅に縮小でき、経常利益及び純利益につきましては、政府・自治体からの各種協力金の計上により、黒字転換することができました。今後も現状の管理体制を継続しつつ、売上拡大に努めてまいります。

【新規出店について】

6月12日にイタリア北部パルマ市に“SAGAMI Parma店”、7月15日に中部シエナ市に”SAGAMI Siena店“と、続けて出店いたしました。両店舗ともにフランチャイズでの出店で、イタリアでは2018年に開店した直営のミラノ店を含めて合計5店舗体制となりました。

国内につきましては、7月30日に「和食麺処サガミ 宇治東店」をオープンいたしました。京都府では1996年6月の京都八幡店以来25年ぶりの出店となります。同店舗は、新たな取り組みとしてテイクアウト専用サンプルケースの設置や、個室を7席設置するなど、感染対策を更に強化した「安全安心な店舗」をコンセプトに営業しております。国内外の店舗ともに、オープン以降、計画を上回る売り上げのスタートとなっています。

感染症の影響はいまだ継続しておりますが、アフターコロナも見据えながら引き続き新規出店を継続し、ブランド価値の向上に努めてまいります。

【株主総会】

去る6月24日(木)に第51期定時株主総会を開催いたしました。4年続けて異なる会場での開催となりました。昨年からインターネットでの議決権行使が可能となっていることあり、今年度も昨年同様約50名の株主様にご出席いただきました。想定を超えるコロナ禍の直撃を受け、全ての項目で計画および前年実績を下回る結果となりましたが、議案については原案通り全てご承認いただきました。株主の皆様、誠にありがとうございました。

総会では、感染症影響下における経営について、叱咤激励のお言葉を頂戴いたしました。当社を応援して下さっている株主の方が如何に多いかということを改めて実感いたしました。株主の皆様、ありがとうございました。そして株主の皆様、ご来店くださるお客様のご期待に応えられるよう、今後も更なる改革に取り組んでまいります。

【最後に】

新型コロナウイルス感染症に罹患された皆様に謹んでお見舞いを申し上げます。また、医療従事者をはじめとする感染拡大防止にご尽力されている皆様に深く感謝申し上げます。

コロナ禍は続きますが、当社は、お客様起点思考の視座をグループ全社で堅持しつつ、政府や自治体からの各種要請などに対応するとともに、お客様・従業員の安全・安心、感染拡大防止を最優先に考えてまいります。

お客様をはじめ、ご協力いただいている関係者の皆様にはご不便、ご心配をおかけしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。


代表取締役社長 兼COO 伊藤修二
2021年(令和3年)8月10日

2021年5月13日

当連結会計年度(2020年4月1日から2021年3月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴って2020年4月に政府からの緊急事態宣言が発令され、不要不急の外出自粛等により消費活動が著しく減少したため、未曽有の大打撃を受けることとなりました。
2021年1月には二度目の緊急事態宣言が発令され、その期限が延長される等、経済活動は新型コロナウイルス感染症の動向に左右される状況が続いております。
外食産業におきましても、社会全体の外出自粛、各自治体からの営業自粛や営業時間短縮等の要請に伴う来客数の減少に加え、ライフスタイルの変化で消費行動が店内飲食からテイクアウトやデリバリーなどの中食へとシフトするなど、顧客ニーズが大きく変化し、競合他社との顧客獲得競争は一層厳しさを増すこととなりました。

【2020年度決算報告】

2020年度の連結経営実績は下記の通りとなりました。



連結業績につきましては、昨年度から続く新型コロナウイルス感染拡大の影響により 営業利益、経常利益、当期純利益が共に計画値を大きく下回る結果となりました。
政府、自治体からの各種要請等を踏まえた店舗の休業、営業時間の短縮に、インバウンドなどの団体ツアー、新年会、歓送迎会などの需要の蒸発といった悪化要因が重なった上に、外出自粛によるアルコール、一品料理の販売数の減少など消費マインドの変化もあり、厳しい環境が続くこととなりました。

【2020年度の取り組み】

消費スタイルの変化に迅速に対応するべく、従来からのテイクアウトやデリバリーへの取り組みを強化することに加え、他業種との併設店舗や宅配専門店を出店するなどの新たな取り組みを開始いたしました。
コスト面においても、継続的な賃料交渉や固定費、変動費の削減などに加え、グループ全体で構造改革・体質改善に取り組み、コスト削減を進めてまいりました。
その結果、厳しい環境下にもかかわらず第2四半期、第3四半期は黒字を計上することができましたが、通年では極端に売り上げが落ち込んだ第1四半期の業績の影響と多額の減損損失を計上したことから、大幅な赤字決算となりました。

新型コロナウイルス対策といたしましては、感染症拡大の予防対策を重点的に講じ、社会的距離(ソーシャルディスタンス)の確保、店舗設備における消毒・清掃の強化、従業員の出勤前の検温、マスクの着用、手洗い消毒等を徹底しながら、お客様の安全と 健康を守ることを最優先に取り組んでまいりました。

【出店報告】

主力業態では、「和食麺処サガミ ルビットパーク岡崎店」(10月)を愛知県岡崎市に、「和食麺処サガミ 志段味店」(1月)を愛知県名古屋市、「和食麺処サガミ 川西加茂店」(3月)を兵庫県川西市に出店いたしました。
志段味店は当社初となる和菓子店併設店舗で、土地の有効活用と売り上げ面での相乗効果があることから、今後も併設店舗を検討してまいります。
セルフうどん業態を管轄するDDA事業本部では「製麺大学 岐阜加納店」を「どんどん庵 岐阜加納店」(10月)に業態転換いたしました。
その他部門では「びんむぎ 酒々井店」(7月)、宅配専門店である「ごちたくサガミ 守山店」(11月)、「ごちたく味の民芸 練馬平和台店」(2月)を出店いたしました。
海外では、イタリア北部に「SAGAMI モデナ店」(7月)、「SAGAMI ボローニャ店」(9月)、ベトナムホーチミン市にベトナム3号店となる「SUIZAN LOTTE Mart Go Vap店」(9月)を出店いたしました。イタリアの2店舗は海外初となるFC店舗です。
これで海外はイタリア、ベトナムそれぞれで3店舗、合計6店舗体制となりました。

最後となりましたが、新型コロナウイルス感染症に罹患された方とご家族の皆様に 謹んでお見舞い申し上げます。
また、医療従事者をはじめとする感染拡大防止にご尽力されている皆様に深く感謝申し上げます。
当社グループは、お客様及び従業員の「安全・安心」を最優先に考えつつ、店舗休業や営業時間短縮などによる収益影響を最小限に抑えるための取り組みを随時実施しております。
このようなかつて経験したことがないような環境下におきましても、基本指針であるお客様起点の視座を堅持しながら、「事業基盤の強化」「収益力の向上」「成長戦略の推進」、CSV(Creating Shared Value)経営を推進してまいります。

お客様をはじめ、ご協力いただいている関係者の皆様にはご不便、ご心配をおかけしますが、何卒ご理解賜りますようお願いいたします。


代表取締役社長 兼COO 伊藤修二
2021年(令和3年)5月13日

2021年2月12日

【第3四半期累計実績報告】

2020年度第3四半期の累計連結経営実績は下記の通りとなりました。

当第3四半期連結累計期間(2020年4月1日~12月31日)におけるわが国経済は、世界規模の新型コロナウイルス感染症拡大の影響で国内における消費活動が冷え込み、大きく停滞することとなりました。同感染症はいまだ収束の目途が立っておらず、産業全体への 影響は今後も続くことが予想されます。

外食産業におきましても、10月から開始されたGoToキャンペーンの効果により売上高は回復基調となったものの、感染症再拡大によってキャンペーンが停止されたことから効果は限定的なものとなり、その後は前年の水準を下回って推移しております。

こうした環境下ではありましたが、第3四半期の3か月決算と致しましては、第2四半期の3か月に続いて売上に見合ったコスト構造に努めたことで、黒字を計上することができました。これからもお客様起点思考の視座をグループ全社で堅持しつつ、感染症拡大の予防に努めながら、テイクアウト商品の拡充、デリバリー対応店舗の拡大など機動的に販売施策を展開するとともに、管理可能経費の削減などを進め、損益分岐点の引き下げに努めてまいります。

【中期経営計画の策定と資本増強について】

中長期的に企業価値を向上させるため、2023 年3月期を最終年度とする「ローリングプラン2022」を策定し、事業基盤の強化及び成長基盤の再構築に向けて、既存事業のサービス・提供商品の品質改善によるブランドイメージの向上及び新規事業の開発・展開による売上高の向上を図っております。

この中期計画を遂行するに際して、資金面については、自己資本比率が一定水準(2020年9月30日時点で56.0%)にあることから、当面の資金需要に対する借入余力は確保されていると考えております。しかしながら、新型コロナウイルス感染症収束にいまだ目途が立たず不透明な環境継続が予想される中、今後の成長投資を進めるには、資本増強による財務 体質強化が必要であると判断し、野村證券株式会社を割当先とする行使価額修正条項付 新株予約権の発行を実施いたしました。今般の資金調達により一層の経営安定化を図ることで、株主の皆様をはじめステークホルダーの皆様の利益の最大化に努めてまいります。

【宅配事業の強化、テイクアウト商品の拡充】

従来も既存店舗でデリバリーやテイクアウトの中食需要に取り組んでおりましたが、感染症拡大による消費スタイルの変化に対応するために、新たな取り組みを開始いたしました。

店内飲食部門を持たない宅配専門店「ごちたくサガミ守山店」を2020年11月本社内に、「ごちたく味の民芸 練馬平和台店」を2021年2月に東京都練馬区に出店いたしました。また、和食麺処サガミではみそ煮込、味の民芸では長崎ちゃんぽんうどんなどの人気メニューに加え、「料理フェア」に合わせたテイクアウト商品の提供を始めております。

【国内出店の状況】

2021年1月下旬に「和食麺処サガミ志段味店」を名古屋市守山区に出店いたしました。
大型駐車場を活かした新しい取り組みとして地元老舗銘菓「えがしら堂」が運営する和菓子の「よし乃」を併設しており、和食麺処サガミ初の他企業との複合モデルとなっております。ご好評をいただいておりますので、今後も他企業店舗併設を進めてまいります。

【宇宙日本食認証】

「名古屋コーチン味噌煮(宇宙食)」が2021年1月18日にJAXA(宇宙航空研究開発機構)さまから正式に宇宙日本食として認証されました。

2017年から相模女子大学(神奈川県)、石田缶詰株式会社(静岡県)と3社にて、「温めなくても美味しく食べられる」というJAXAさまからのご要望と、宇宙食はゲル状になったものが多いため「食べ応えのある形状のもの」などのコンセプトを基に、共同開発を3年がかりで進めてまいりました。今春にも宇宙に飛び立つ予定の星出彰彦宇宙飛行士向けの宇宙日本食として搭載されることが決定しております。グループ店舗などでお土産として販売するほか、和食麺処サガミでは、本品を基本としたメニューの開発を進めております。
投資家の皆様に於かれましては、今後とも引き続き変わらぬご支援・ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。


代表取締役社長 兼COO 伊藤修二
2021年(令和3年)2月12日

2020年11月12日

【第2四半期累計実績報告】

2020年度第2四半期の累計連結経営実績は下記の通りとなりました。

当第2四半期連結累計期間(2020年4月1日から2020年9月30日)におけるわが国経済は、 世界規模の新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、国内における消費活動が冷え込み、 経済活動が大きく停滞することとなりました。同感染症においては、いまだ収束の目処は立っておらず影響は今後も続くことが予測されます。外食産業におきましても、感染症拡大による政府からの緊急事態宣言や、自治体からの外出自粛要請に伴い、営業自粛や営業時間短縮などから多くの店舗が通常の営業活動を控えることとなりました。緊急事態宣言の解除以降、徐々に売上高は回復基調となりましたが、累計では前年を大幅に下回る状態となっております。

一方で、消費者の不要不急な外出自粛に伴い、外食から中食・内食へのシフトも見受けられ、テイクアウトやデリバリー需要は堅調に推移しております。コスト面においても、賃料減額交渉や管理可能経費の削減などに加え、グループ全体で構造改革に取り組みコスト削減を進めております。これらの施策により、第2四半期(2020年7月1日~2020年9月30日)の期間においては、感染症影響下においても営業利益、経常利益、四半期純利益ともに黒字を確保いたしました。

【中期経営計画】

当社グループの事業環境にもたらす不確定要素は依然として大きい状況ではありますが、新型 感染症予防の取り組みが浸透したことや政府の経済支援策などにより、新型感染症の蔓延初期と比較して、ご来客状況は大幅に改善しております。当社では、今後の事業の継続性・発展性を 明確にすることが上場企業としての責務と捉え、10月15日に2021年3月期を初年度とする3ヵ年の中期経営計画を策定いたしました。

「生産性の本質改革」と「再成長の創造」を戦略骨子とした当中期経営計画の実現に向け、 withコロナの現在から、afterコロナ時代を視野に、更なる事業基盤の強化、成長基盤の再構築を進めてまいります。数値目標は下記のとおりとなっております。

尚、当中期経営計画は事業環境の変化に迅速に対応するために、1年毎に経営計画を見直し、 ローリングすることを方針としております。

【テイクアウト販売・宅配事業の強化】

新型コロナウイルス感染拡大防止への対応として、衛生管理の徹底および、安全対策に万全を 期すとともに、食のインフラを維持することを使命と考えております。「お店の味をご家庭でも!」をテーマに麺類をはじめ、弁当類や総菜など、テイクアウト商品のバリエーションを拡大しております。和食麺処サガミではみそ煮込や四川風みそ煮込、味の民芸では民芸すきうどんといった人気メニューをご自宅で楽しめるよう提供を始めております。今後も新型コロナウイルス感染症による内食・中食需要の拡大や高齢化社会を見据えた利便性向上に向けて、ご自宅で簡単に調理できるミールキットの開発や宅配実施店舗を順次拡大してまいります。

また、株主御優待券と併せて、9月より100株以上1,000株未満保有の株主様へ贈呈しております株主様御優待割引券をテイクアウト商品へもご利用いただけるよう利用範囲を拡充いたしました。引き続き当社グループ店舗をご利用いただきますようお願い申し上げます。

【共創 和や会(きょうそう なごやかい)】

10月8日に中部・北陸地区で外食事業を営む有志企業10社による外食関連業界団体 「共創 和や会(きょうそう なごやかい)」を設立・加盟いたしました。「和や会」という名称には、 各社が基盤としている「名古屋」の会であること、そして「和やか」に協力しあえる仲との思いを込めております。

長期的な人口減少、中食市場の台頭、食材価格の高騰と人件費の上昇、さらに新型感染症の 影響により、市場環境はますます厳しさを増していくことが予想されます。このような環境下、お客様への価値提供分野においてはお互いに切磋琢磨しながらも、間接分野(調達・物流等)においては様々な協働・協力を行い、コスト改善や新たな付加価値創造を目指してまいります。

【国内出店の状況】

国内出店の状況につきましては、7月に出店した「びんむぎ 酒々井店」に続き、10月に岐阜県 岐阜市に、製麺大学からの業態変更となるセルフうどん業態「どんどん庵 岐阜加納店」を、さらに愛知県岡崎市に主力業態である「和食麺処サガミ ルビットパーク岡崎店」を出店いたしました。
「和食麺処サガミ ルビットパーク岡崎店」では抗ウイルス対策として、店舗入口へのAI体温センサーの設置、客席など店舗全般へのチタンコーティング、厨房内に光触媒と銀イオンによる殺菌・ 除菌効果がある蛍光灯の設置など、お客様に安心してお食事いただけるよう安全・安心に細心の注意を払っております。新型コロナウイルス感染症収束後も依然として厳しい経済環境が継続すると予測され、収益状況が厳しいことが予測される店舗の整理を行うとともに、重点市場への出店を目指してまいります。

【海外マーケットへの展開「ベトナム」「イタリア」】

9月にベトナム・ホーチミンに同国3店舗目となる「水山 ロッテマート ゴーバップ店」を出店いたしました。ホーチミン市でも人口密度、人口増加率が高いゴーバップ区の中心部に位置する商業 施設内への出店であり、地元市民の方がより足を運んでいただきやすい立地となっております。
また、新たな試みとして、日本直輸入の手延べうどんに加え、店内製麺した麺を提供することで、新たな付加価値の創造および、より地元市民の方が親しみやすい価格設定を実現いたしました。
これにより、日本人在住者から地元市民の方まで、幅広い層のお客様にサガミグループの味を 楽しんでいただけるようになりました。感染症影響の収束が見えない中でのオープンでしたが、 計画を上回るお客様にご来店いただいております。今後も地元市民の方に親しまれる店舗・メニューづくりに邁進してまいります。

7月にイタリア北部モデナに出店した「SAGAMI モデナ店」に続き、9月には同じく北部の ボローニャに同国3店舗目となる「SAGAMI ボローニャ店」を出店いたしました。両店舗ともにSAGAMIとして初となるフランチャイズ方式での出店で、日本国内の味を追求したメニューを提供しております。「モデナ店」は通常のフランチャイズ方式ですが、「ボローニャ店」ではメニューフランチャイズ契約を結び、感染症第2波の影響が深刻化するまでは、当社のメニュー販売数は日増しに増加しており、食に保守的と言われるイタリアのお客様へ受け入れられておりました。今後も、感染症の動向を踏まえつつ、イタリア国内のフランチャイズ展開を加速してまいります。


投資家の皆様に於かれましては、今後とも引き続き変わらぬご支援・ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。


代表取締役社長 兼COO 伊藤修二
2020年(令和2年)11月12日

2020年8月11日

投資家の皆様へ

当第1四半期連結累計期間(2020年4月1日から2020年6月30日)におけるわが国経済は、世界規模の新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)拡大の影響により、国内における消費活動が一気に冷え込んだ結果、景気は急速に悪化しております。コロナは感染者が 急速な勢いで増加しており、今後も影響が続くことが予測されます。 外食産業におきましても、継続的な人件費や食材価格の上昇などに加え、コロナ拡大による政府からの緊急事態宣言や自治体からの外出自粛要請に伴い、営業自粛や営業時間短縮など多くの店舗が通常の営業活動を控えることとなり、その結果、事業環境はより 一層厳しくなりました。

【第1四半期実績報告】

2020年度第1四半期実績は下記の通りとなりました。

当社では、コロナの感染拡大防止への対応として、従業員のマスク着用、手洗い、定期的な消毒実施などの衛生管理の徹底はもとより、健康管理、安全対策に万全を期すとともに、食のインフラとしての役割を担うため、終日ランチメニューでの営業や、テイクアウト販売の強化、店舗敷地内での屋外販売など、様々な取り組みを行いました。  しかしながら、コロナの甚大な影響により、売上高は、前年実績を大きく下回る結果となりました。 損益面では、人件費や原材料費の上昇に加え、2019年度末(2月後半から3月)からのコロナ拡大の影響による売上げの大幅減少から、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益も前年を大きく下回る結果となりました。

【新規出店について】

7月11日(土)千葉県の酒々井プレミアムアウトレット内フードコートに「びんむぎ酒々井店」をオープンいたしました。コロナの収束が見えない中でのオープンでしたが、お子様連れのご来店も多く、計画を大きく上回る売上げをあげております。 また、7月28日(火)にはイタリアModena市にSAGAMI Modena 店をオープンいたしました。こちらはSAGAMIとして初のFC出店店舗となります。イタリア北部のModenaは人口18万人の地方都市ですが、バルサミコ酢の産地として知られているほか、高級スポーツカーのマセラティが市内に、フェラーリが郊外に本拠を構えるなど、現地の方々の海外への関心度が高いせいか、SAGAMI Modena 店も計画を大幅に上回る売上げのスタートとなっております。

【株主総会】

当社では、去る6月25日(木)、キャッスルプラザホテル(愛知県名古屋市中村区)にて株主総会を開催いたしました。本年度の議案は、「取締役(監査等委員である取締役を除く。)7名選任」「補欠の監査等委員である取締役1名選任」の2議案であり、全ての議案にご承認をいただきました。株主の皆様、誠にありがとうございました。 本年度の株主総会では、コロナの対策といたしまして、会場の変更および座席間隔の拡張を実施、株主様に対しましても書面またはインターネットでの事前の議決権行使をお願いし、ご協力を賜りました。 また総会内に於いては、コロナの影響下における経営について、叱咤激励のお言葉をいただきました。改めて、当社を応援して下さっている株主の方が如何に多いかということを改めて実感しました。株主の皆様、そしてお客様のご期待に応えられるよう、  今後も更なる改革に取り組んでまいります。

【最後に】

コロナに罹患された皆様に謹んでお見舞いを申し上げます。また、医療従事者をはじめとする感染拡大防止にご尽力されている皆様に深く感謝申し上げます。 このような環境のもと当社グループは、お客様起点思考の視座をグループ全社で堅持しながら、政府、自治体からの各種要請などを踏まえ、お客様・従業員の安全・安心、感染拡大防止を最優先に考えてまいります。 お客様をはじめ、ご協力いただいている関係者の皆様にはご不便、ご心配をおかけしますが、何卒 ご理解賜りますようお願いいたします


代表取締役社長 兼COO 伊藤修二
2020年(令和2年)8月11日

2020年5月11日

当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益が高水準で推移し個人消費の持ち直しがみられる等、景気は緩やかに回復していましたが、秋口に大雨と大型台風が続いた上に、年明けからの新型コロナウイルスの世界的感染の波が年度末からは日本にも押し寄せたことで大打撃を受けました。外食産業は、原材料価格や物流費、人手不足にともなう人件費の上昇に加え、消費税率の引き上げによる消費マインドの変化など、厳しい経営環境が続いておりましたが、この新型肺炎の直撃を受けて、深刻な状況となりました。

2019年度決算報告
2019年度の連結経営実績は下記の通りとなりました。

連結業績につきましては、人件費を主としたコスト上昇に加え、年度末(2月後半から3月)の新型コロナウイルス感染拡大の影響により営業利益と経常利益が、そして今後の更なる影響を織り込んで多額の減損計上が必要となったことから当期純利益も計画値を大きく下回る結果となりました。
この度の感染症の影響は、いまだ収束の見えない未曽有の事態ではありますが、政府、自治体からの各種要請等を踏まえ、柔軟に対応するとともに、今後も引き続き「お客様、従業員」の「安全、安心」を最優先に考え、取り組んでまいります。

2019年度の取り組み
◆本社移転による経営の迅速化
2019年7月に、強固な事業基盤の構築への取り組みの一環として本社を1ヵ所に統合しました。経営戦略部門とメニュー開発部門が一体となったことから、メニュー開発および価値の向上に、今まで以上にスピード感をもって取り組む体制が整いました。

◆監査等委員会設置会社に移行
  取締役会の監督機能を一層強化するとともに、業務執行の効率性の更なる向上を図るため、2019年6月27日の当社第49期定時株主総会において承認をいただき、監査等委員会設置会社に移行いたしました。監査等委員が取締役会で議決権を持つことで経営の透明度を高め、コーポレートガバナンスを更に強化できることとなりました。

◆出店報告
国内店舗展開では、主力業態である「和食麺処サガミ」を3店舗、5月に「金沢松村店」(石川県金沢市)、2020年3月に「甚目寺店」(愛知県あま市)と「東川口店」(埼玉県川口市)を出店いたしました。また、5月には新規出店が10年ぶりとなる「どんどん庵 豊田逢妻店」をオープンいたしました。業態転換では、6月に「製麺大学 神の倉店」を「どんどん庵神の倉店」に、2020年3月に「サガミ村イオンタウン名西店」を「どんどん庵イオンタウン名西店」に改装出店いたしました。
海外店舗展開では4月にベトナムに「水山タイバンルン店」をオープンし、これでベトナムは2店舗となりました。

◆会社創業50年
当社グループはおかげさまで2020年3月に会社創業50周年を迎えました。この間、日本国内のみならず海外にも店舗網を拡げ、世界の国々、地域、親子3代にわたり多くのお客様に愛されるレストランへと成長することができました。これもひとえに皆様の多大なるご愛顧、ご支援の賜物であります。そして、これからもより多くの皆様に「食」の感動と楽しさを提供し、「職」の喜びと幸せを創造し、より多くの笑顔に出会えるように取り組んでまいります。引き続きご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

2020年度の見通し
新型コロナウイルス感染拡大が経済をさらに悪化させることが確定的です。国内における緊急事態宣言や外出自粛など新型コロナウイルス感染拡大の防止策が続く中で政府による緊急経済対策の実施が見込めるものの、その規模と実施時期の問題から、企業収益の低下による雇用・所得環境の悪化、原材料価格や物流費の高騰、個人消費の低迷による業績への大幅な影響は不可避ですが、その影響度は全く予見できない状況です。
 従いまして、今後の業績見通しにつきましては現時点では未定とし、合理的な算出が可能となった時点で速やかに公表いたします。


新型コロナウイルス感染症に罹患された皆様に謹んでお見舞いを申し上げます。また、医療従事者をはじめとする感染拡大防止にご尽力されている皆様に深く感謝申し上げます。
当社グループは、新型コロナウイルス感染拡大の状況ならびに政府、自治体からの各種要請等を踏まえ、お客様・従業員の安全・安心、感染拡大防止を最優先に考えてまいります。
お客様をはじめ、ご協力いただいている関係者の皆様にはご不便、ご心配をおかけしますが、何卒 ご理解賜りますようお願いいたします。 


代表取締役社長 兼COO 伊藤修二
2020年(令和二年)5月11日

2020年2月10日

第3四半期実績報告

(百万円未満切り捨て)


昨年10月の消費増税や世界経済の不安定な環境の中、2020年3月期第3四半期は、売上高では前年を上回ることが出来ましたが、人件費を主とした販管費の上昇による影響により、営業利益・経常利益は下回る結果となりました。外食産業を取り巻く環境はますます厳しく、この状況は今後も継続する見通しです。このような環境のもと当社グループは基本であるCIS(顧客感動満足)及びEIS(従業員感動満足)強化に立ち戻り、業績改善に努めてまいります。

消費増税に対する催事の取り組み
10月の消費増税に対する催事施策として、当社グループ各業態では『食』の楽しさや団欒の場を演出する旬の素材を随時投入し、様々な取り組みを実施してまいりました。まず和食麺処サガミでは、10月9日より九州各地のご当地名物や食材を使用した「九州味めぐり」料理フェアを開催。また和食の大切さを再認識するきっかけの日となるよう願いを込めて、11月24日の「和食の日」にちなみ、特別な御膳をご用意いたしました。味の民芸では10月より「なごやめし」フェアを開催いたしました。名古屋に拠点を置くサガミグループが昔より多くのお客様に愛され続けている「なごやめし」を、本場の味そのままにご用意いたしました。その他、団欒食堂あいそ家では  9月25日より「秋の味覚フェア」「秋味とんかつフェア」を開催。11月22日より「冬のごちそうポーク祭り」を開催。期間中、多くのお客様にご来店いただきました。

地域連携・産学連携の取り組み
当社グループでは、地域、お客様、そして当社の3方よし経営(CSV経営)の推進をグループの重点戦略として掲げております。その中で、どんどん庵業態では11月に、愛知県立中川商業高校が産業教育振興の一環として毎年実施しています「キッズビジネスタウンあいち」に、今回で4回目のパートナー企業として、出展協力をいたしました。また、和食麺処サガミでは1月中旬より愛知県豊川市と連携し、「豊川市こだわり農産物」を積極的に食材として活用し、お客様に提供することで地産地消の取り組みを推進し、地域活性化や食育に繋げてまいります。産学連携の取り組みでは、様々な大学とのコラボレーションを行っております。2月頃より、和食麺処サガミ中根店で、愛知みずほ短期大学とコラボし、学生たちが考案したデザート3 種類を販売いたします。今後も、地域の皆様、お客様とともに、新たな価値創造への取組みを積極的に行ってまいります。

環境保全への取り組み
従来使用しておりましたプラスチックを原料とするお持ち帰り用ポリ袋を、2019年12月より植物由来のバイオマスポリエチレン(含有量10~96%)を使用した環境袋に順次変更しております。バイオマスポリエチレンは、サトウキビを主原料とした素材であり、石油資源の確保と、CO2削減の効果がございます。 当社グループは、従来より太陽光パネルの設置や、店内照明設備のLED化、ごみ減量、エコ箸などの取り組みを進めてまいりましたが、今後も事業活動において自然環境との調和を図り、環境への影響の低減と保全活動に積極的に取り組んでまいります。

地域清掃美化活動の取り組み
当社グループでは、毎年、5月30日は「ごみゼロ活動」、9月30日には「草ゼロ活動」と題して、グループ店舗や本社勤務の従業員にて、地域清掃活動を行っております。また、2019年7月の本社移転に伴い、第二大森歩道橋(中町田交差点)ネーミングライツパートナーとして毎月、歩道橋と付近の清掃活動を実施しております。地域住民の皆様に愛される企業を目指し、今後も地域清掃美化活動を継続してまいります。

投資家の皆様に於かれましては、今後とも引き続き変わらぬご支援・ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長 兼COO 伊藤修二
2020年(令和2年)2月10日

2019年11月8日

2019年度第2四半期の連結経営実績は下記の通りとなりました。



2019年度第2四半期は、客数及び売上は堅調に推移したものの、人件費等の販管費の上昇による影響により、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する四半期純利益ともに前年実績を下回る結果となりました。計画値に対しても、営業利益・経常利益は、下回る結果となりましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益は、保険事業譲渡益の計上もあり計画を大きく上回り、上方修正の見通しとの発表をいたしました。本年は「事業基盤の強化」を最優先課題ととらえ、既存店への投資や効率化への取り組みを強化しております。10月1日に消費税が10%に増税されたこともあり、外食産業を取り巻く環境はますます厳しくなることが予想されます。今後もCIS(顧客感動満足)及びEIS(従業員感動満足)、加えてFIS(家族感動満足)の強化を推進し、業務改善に繋げてまいります。

フランチャイズ展開への取り組み
グループとしての出店の幅を広げるために、フランチャイズ展開への取り組みに力を入れております。ぶぶか業態におきましては、新たにフランチャイジーとして仲間になっていただける個人及び法人様向けに業態パッケージを紹介する動画を作成し、本格的に加盟店募集を開始いたしました。DDA事業本部におきましては、「どんどん庵大垣北店」「どんどん庵春日井瑞穂店」「どんどん庵神の倉店(製麺大学より業態変更)」「かつたにアピタ四日市店」の4店舗を、直営からフランチャイズへ切り替えを行いました。
飲食業界で業態の多様化が進む中で、グループ中長期計画として「FC比率20%」を掲げており、上記3業態は達成に向けての主軸業態と考えております。中長期目標の早期達成に向けて引き続き取り組んでまいります。

「蕎麦工房サガミ」移転オープン
7月14日(日)に本社を名古屋市守山区八剣に移転し本社機能を一体化したことに伴い、10月1日(火)、飛島工場に併設し営業していた「蕎麦工房サガミ」を本社に併設する形で移転オープンいたしました。
蕎麦工房サガミは、大人の方はもちろん、お子様連れのご家族も皆様で“作る楽しさ”を体験できる施設として、地域の皆様をはじめ国内外の旅行者の方々にご利用いただいております。今回の移転により公共交通機関を利用したアクセス環境が向上し、移転前と比較し予約数が上昇傾向にございます。引き続き近年強まっている「モノ」需要から「コト」需要への対応に取り組んでまいります。

JINJIN新宿店 80ヵ月連続で売上前年同期比を更新
2019年10月末時点、JINJIN新宿店が80ヵ月連続で売上前年同期比を達成いたしました。
生パスタとオリジナルソースにこだわるパスタ専門店として1970年にオープンして以来、多くのお客様にご愛顧いただいていることに感謝すると共に、引き続きお客様起点での営業を心掛け、地域一番店を目指し邁進してまいります。

災害に対する取り組み
昨今、全国各地で気候変動に伴う自然災害が発生している中で、10月12日(土)~13日(日)にかけて日本列島に大きな被害をもたらした台風19号襲来の際に、一部店舗において計画休業、もしくは営業時間を変更いたしました。今後も、お客様及び従業員の安全確保を最優先として、災害への対策に取り組んでまいります。

IR活動について
株主・投資家の皆様との対話促進のため、7月19日(金)~20日(土)にかけて名古屋市の吹上ホールで行われた名証IRエキスポに参加いたしました。両日各10回のブース説明会を行い、限られた時間ではありましたが、株主・投資家の皆様から貴重なご意見を頂戴することができました。現在50期第2四半期、来年3月で創業50周年を迎えます。グループビジョン「No.1 Noodle Restaurant Company」の達成に向け、中部圏以外の地域でもサガミブランドの認知度が高まるよう、引き続きIR活動を進めてまいります。
投資家の皆様に於かれましては、今後とも引き続き変わらぬご支援・ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。


代表取締役社長 兼COO 伊藤修二
2019年(令和元年)11月8日

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